【思考遊戯】12歳に設定して生きる、102歳に設定して生きる
今日、作家の田口ランディさんの、こんなツイートを目にした。
来年60なんですけど、と言ったら「どうしたら若くいられますか?」と。「うーん年は自分で決めているから。私は気分37歳で止めてます」って答えた。いまは少し体の弱い37歳って感じか(^^)
わたしは12歳の時に、これ以上年を取るのをやめた。
気合いでそれ以上身長が伸びるのはストップさせたけど、いまは体がだいぶくたびれて、頭もずいぶん鈍くなった12歳だ。
それなら逆に、今度は自分の年齢を102歳と設定してみようか。
そうすると、体はだいぶ軽快に動くし、頭もずいぶん回転している102歳、ありがたいことだ。
この、まだまだ動く体と頭で、今日できることを精一杯しなくてはと思う。
だって、いつお迎えがくるかわからないのだから。
ああ、もしかしたら私が人一倍、怠惰な人生を歩いてきたのは、自分の年齢を死とは無縁と思える、12歳に設定してしまったためかもしれない。
いや、当時は大人になることの嫌悪から成長をストップさせたけど、その奥には老病死に対する得体の知れない恐れがあり、12歳にしがみつき、見ないことにしていたのかもしれない。
もし当時、そのカラクリがわかって12歳で成長を止めなければ、流行のワイドパンツを履きこなせるぐらいの身長にはなっていたかもしれない、と妄想する秋の夜であった。