当企画はサンガ出版社で開催予定でしたが、1月末の破産手続きの開始により、講師の島田啓介さんと、サンガ出版社と縁の深いライターの森竹ひろこで自主開催(無料)する運びとなりました。
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「ティク・ナット・ハンの気づきの瞑想 〜結びつきを取り戻し、健やかに生きていくためのヴィパッサナー瞑想」
マインドフルネスを現代にもたらしたベトナム出身の禅僧ティク・ナット・ハン。「微笑みと気づきの瞑想」とも言われるその実践法は、伝統に深く根ざしながらも、現代の私たちの生活に直に応用できる親しみやすいものです。
本講座は上座部の瞑想の根本経典である「アーナーパーナーサティ・スッタ(出入息念経)」と「サティパッターナ・スッタ(四念処経)」を取り上げ、ナット・ハン師がそれらをいかに現代に応用するよう説いているのか、実際に瞑想実践を交えて読み解いていきます。
瞑想の初心者が心がけるべきこととして、まず家族との和解を挙げるほど、師は内面にこもらず関係性に開くことを強調しています。それは大乗の慈悲の菩薩行に通じるでしょう。
師が自らの伝える仏教を「Applied Buddhism 応用仏教」と呼ぶように、教えは人生のあらゆる場面に応用できなければなりません。長引くコロナの時代に分断が進みがちな社会の中で、結びつきを取り戻し、どう健やかに生きていくのか? 本講座は今ここの幸せに改めて気づき直す機会になるでしょう。
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当企画は、雑誌サンガジャパンVol36『特集 ヴィパッサナー瞑想』(2020年10月25日発売)に掲載された「ティク・ナット・ハンの瞑想とヴィパッサナー瞑想」の記事をもとに、大乗仏教の視点で上座部発祥のヴィパッサナー瞑想を学び、実践体験する講座です。サンガ社の1月末の破産手続きの開始により、本企画を無料の自主開催としました。すでに申し込まれた方だけではなく、どなたでも自由に参加していただけます。
日時:2021年2月10日(水曜日)
20:00~22:00(開始10分前から入室可能です)
参加費:無料(申込みが必要です)
申し込み、問合せ
「ティク・ナット・ハンの気づきの瞑想 〜結びつきを取り戻し、健やかに生きていくためのヴィパッサナー」 2021年2月10日 - こくちーずプロ
主催:ゆとり家、スワリノバ
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ガイド:島田啓介
丹沢の里山で生活しながら、カウンセリング・翻訳・執筆・出張講座を行っている。90年代初期に出会ったマインドフルネス瞑想を実践しながら、様々な分野での伝え手となる。95年のティク・ナット・ハン来日ツアーの中心メンバーで、師の著作の翻訳の多くを手がける。ゆとり家主宰。
マインドフルネスを中心にした講演、講座、研修など多数。翻訳書や雑誌などへの執筆多数。講師を勤める大学の授業、出張講座、オンライン講座、個人面談にも、「日常で活かせるマインドフルネス」の手法を取り入れている。
翻訳に『ティク・ナット・ハン詩集:私を本当の名前で呼んでください』(野草社)、『パートナーシップのマインドフルネス:愛を育てる瞑想のプラクティス』(サンガ:ジョン・ウェルウッド著)「スタンフォードの心理学授業ハートフルネス 」スティーヴン・マーフィ重松 (著), 島田啓介 (翻訳)他多数。自著『奇跡をひらくマインドフルネスの旅:本当の自分に帰り豊かに生きるための20のレッスン』(サンガ)。
Wisdom2.0Japan 国際シンポジウムに登壇、NHK Eテレ あしたも晴れ!人生レシピ出演などがある。
ナビゲーター:森竹ひろ子
ライター、仏教瞑想実践者 、スワリノバ 代表
都市計画関連の業界誌の編集を経てライターとして独立。マンガや子供向け雑誌から、人文系の雑誌、書籍まで幅広く関わる。
ライターの仕事と並行して仏教の瞑想修行を続ける中で、2014年からサンガ出版の仕事にもかかわるように。特に仏教総合誌『サンガジャパン』にはレギュラーライターとして関わり、仏教実践者の視点に立った企画立案や、インタビューには定評がある。
ティク・ナット・ハンとは1995年の来日時に書籍を通じて出会い、感銘を受け仏教瞑想を志す。2014年、フランスのプラムヴィレッジで開催されされたティク・ナット・ハン自らが指導するサマーリトリートに4週間フル参加。