20世紀の大長老アチャン・チャー師の正統な流れをくむ、
その副僧院長を務める日本人比丘、アチャン・ニャーナラトー師をお招きして、
2日間にわたる日帰り(通い)リトリートを開催いたします。
今までニャーナラトー師のご帰国に合わせ、
二回ほど半日にわたる「法話と瞑想の会」を開催しました。
「瞑想への理解が深まった」「ブッダの教えの深遠にふれられた」と好評でしたが、
「次回はもう少し、じっくり瞑想を学びたい」という声もいただきました(私の同じ思いです(^o^) )。
そこで、師にご相談したところ、過去に似たような条件でスペインのマドリッドで行なわれたリトリートを参考に、通いながら行なう2日間の瞑想リトリートが実現いたしました。
今回のリトリートは、都会で暮らす人が無理なく参加でき、
仏法に触れ、瞑想を身に付けて、日常に生かしていけるようになることを主旨に開催します。
詳細は、以下のニャーナラトー師のメッセージをお読みください。
西洋では、2,3日の週末のリトリート(瞑想の合宿)を行うときは、
ふつうは、アマラワティ僧院の場合を含めて、泊りがけで参加してもらう形をとります。
その点は日本でもたぶん似ているかと思うのですが、
数年前のスペインの首都マドリッドでの会では、大都市の中心部だったせいで宿泊施設付きは困難で、
通いの合宿として、いっしょに瞑想を学ぶということになりました。
その結果、この瞑想会のスタイル、場所の制約ゆえに、
かえって日常の生活との接点、継続性も自ずと自覚されるというメリットがもたらされたように思います。
今回もねらいとしては、瞑想をあまり特別なものととらえず、「普通」で、「ふだん」のあり方の中で、
瞑想、あるいは心のあり方を学んでいきたい、といったところを考えています。
閑静な環境に厳しくこもることができるのも素晴らしいのですが、
今回は日常生活に近いところでいっしょに瞑想に「ふれる」、「慣れる」、
そして日々の暮らしに「生かす」ということがテーマとなります。
……………………………………………………………………………………
スケジュール
2月11日(土・祝日)
受付け開始 9時40分
リトリート 10時〜19時
19時で一度区切りますが、質疑応答の流れなどによって希望者は延長あり。
終了後も、会場は自主瞑想などで利用可。
2月12日(日)
リトリート 9時30分〜16時30分
内容
法話、瞑想実践、野外での歩く瞑想、質疑応答
※リトリート中は、基本的に沈黙を守ります。
会場
地下鉄田園都市線・池尻大橋駅から徒歩10分以内の施設
参加者には、申込み時にお伝えします。
ドネーション(寄付、お布施)
目安として7,000円
リトリートは参加者のドネーションによって運営いたします。
開催に必要な経費(ニャーナラトー師の東京までの交通費、
宿泊費・食費などの滞在費、会場の使用料など)はドネーションから支払います。
参加者は7,000円を目安に、
さらに功徳を積みたい方、ニャーナラトー師を支援されたい方はそれ以上を、
この金額が厳しい方は無理のない金額を、受付けでお渡しください。
(申込みフォーム「こくちーず」では、システムの関係上7000円に設定していますが、あくまでも目安です)
もし、経費を支払い後に余剰が出た場合は、
支援者を通じて、ニャーナラトー師の日本での活動にご活用いただきます。
(ニャーナラトー師は戒律により、直接お金を扱うことができません)
なお、今回のリトリートは、仏法を学び実践する有志が、身施(ボランティア)としてお世話させていただきます。
お知らせ
・昼の休憩時間を設けますので、ランチは各自でおとりください。会場は開放していますので、ここで持参した食事をとることも可能です。
・会場の床はフローリングになります。座布団や椅子の用意はありますが、使いなれた座布やクッション、冷えが気になる方は膝掛けやルームシューズなどを必要に応じて持参ください。
☆担当の森竹は、5日までPCと離れた環境にいるため、問合せの返事は6日以降になります。
申込み先・問合せ
リトリート事務局 森竹 karunanet2012☆gmail.com
→☆を@に変えて送信ください
* * *
アチャン・ニャーナラトー師 プロフィール
本名:中尾茂人(なかお・しげひと)
医師の国家試験に合格後、精神的な探求のためアジアに渡る。
1986年、タイのアチャン・チャー師系列のワット・パー・ナーナ—チャート(国際森林僧院)でサーマネーラ(沙弥)出家。
1987年、具足戒を受けて比丘出家する。
2001年、イギリスのアマラワティ僧院に移り、現在は副僧院長を務める。
2016年7月 NHKラジオ「宗教の時間」出演。
仏教総合誌『サンガジャパン20号』(2015年4月発売:サンガ)にロングインタビュー掲載