コマメディア 〜史上最弱の仏弟子コマメ〜

雑誌、書籍で活動するライター森竹ひろこ(コマメ)が、仏教、瞑想、マインドフルネス関連の話題を紹介。……最弱なのでおてやわらかに!

【日々】2日間にわたり、ニャーナラトー師の鎌倉で開催されたイベントに参加しました

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9月7日(土)の一般向けの瞑想会と、8日(日)のZen2.0のスタッフや関係者を対象にしたお話し会、2日続けて鎌倉で開催されたアチャン・ニャーナラトー師のイベントに参加した。(主催 Zen2.0)

 

7日の会場は、鎌倉の山を背に建つ旧村上邸。昭和14年に建築された、広い敷地には茶室もある典型的な鎌倉のお屋敷だ。

ニャーナラトー師は緑濃い庭を背に話された。松の枝がゆれているので、そちらに目を向けるとタイワンリスの姿が。この子もお話を聴きに来たのか。

 

瞑想会のテーマは主催側からリクエストのあった「幸福論」。

私たちは成功したとき、楽しいとき、人生の意味をみいだしたときなど、「いい感じ」という感覚(フィーリング)を得たときに幸福だと感じる。でもその感覚は、ずっと続くものではない。なぜなら諸行無常、全てのものごとは常ではないから。

「では、それは本当に幸福(安全、安心)と言えるでしょうか」とニャーナラトー師は問いかける。

 

 

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歩く瞑想では近くの荏柄天神の参道を歩いた。私はちょっとコースを外れて境内に入り、参道を使わせていただいたお礼もかねて天神様にご挨拶。

 

瞑想会が開始した午前中はミンミンゼミの大合唱だったのが、カナカナとひぐらしの声が聞こえ出し、そろそろ瞑想会も終わりと告げる。自然はいつも諸行無常を教えてくれるなぁ。

 

 

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 8日のお話会は稲村ガ崎の民家を和モダンにリノベした、コアワーキングスペース「Think Space」で開催。内輪的な会なので、雰囲気もグッとカジュアルに質疑応答形式で行われた。

参加者は「マインドフルネスと禅の国際カンファレンスZen2.0」のスタッフが中心なだけに、

・国をあげてマインドフルネスに取り組む英国の実情

・自分たちが目指している「鎌倉マインドフルネスシティ」へのアドバイス

・日本の「生きがい」をテーマにした欧州のベストセラーについて

などなど…普段の瞑想会ではあまり出ないタイプの質問も多く、興味深くお聞きした。