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イギリスのアマラーワティー僧院からご帰国中のアチャン・ニャーナラトー師とオンラインでつながり、月例の「法話と瞑想の会」を開催します。
「共に学ぶ者、共に生きる者」
今月は、私たちが生きていることを、「共に学ぶ者」、「共に生きる者」という言葉で、振り返ってみたいと思います。
お釈迦様の教えでは、「犀の角のようにただ一人歩め」というように、しっかりと正しく自覚を持って進んでいくことが説かれていますが、同時に、「カリヤーナ・ミッタKalyanaMitta(善友)」として、「共に学ぶ者(あるいは友)」といった存在の大切さが、長く強調されてきました。
また、仏教を学んだり修行するというだけでなく、人生を歩み、日々の生活を過ごす中でも、「共に生きる者」という存在の貴重さを思い起こします。「縁」という言葉もあります。
共に学ぶ、共に生きる、という時、さまざまなあり方、側面があるように思います。
支え励まし合える存在。語り合える存在。
世話をする存在、世話をしてもらう存在。
夢や意味を与えてくれる存在。楽しみ、喜びを共にする存在。
間違いを認め、正し合う存在。
あるべきところ、道を指し示し、導いてくれる存在。
苦しみや悩みを安心して相談し、聞いてもらうことのできる存在。
伴走する存在。あるいは、ただただ、静かに傍にいてくれる存在。
こうした存在があれば本当にありがたいですし、あらためて感謝したいものです。
あるいは私たちがそのような存在であるのか、と問うてみることも可能でしょう。
一方で、孤独という言葉に出会うこともあるかもしれません。
むしろ、他者の存在は難しいもので、できれば避けたい、あるいは要らないということも本音としてあることもあるでしょう。
いろいろな捉え方のある、広がりのある大きなテーマかと思います。
このオンライン法話会にも、共に学ぶ者、共に生きる者としてのコミュニテイとでも言えるものがあれば素晴らしいなあと思っています。
皆さんのご経験、考え、感想をうかがう中で、つながり、縁といった視点で、私たちの生き方、学びのあり方を振り返る機会となればと願っています。
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日時 2024年9月1日(日)
【重要】質問やメッセージを書かれる方へ、大切なお願い
・申し込み時の質問やメッセージを後から加筆修正したり、あらたに追加した方は、必ず事務局までご連絡ください。ご連絡がない場合は「こくちーず」のシステムの関係上、申し込み時の状態で師に伝わることがあります。
・参加の申込みは当日まで受付けていますが、質問(加筆修正も含む)はできれば開催日の3、4日前には記入されると、多忙な師が回答を吟味する時間が比較的持てます。質問をする方は、日にちに余裕を持って申込むことをお勧めします。
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アチャン・ニャーナラトー師 プロフィール
本名:中尾茂人(なかお・しげひと)
1958年、奈良県生まれ。
京都大学医学部卒業後、精神的な探求のためアジアを旅し、
タイのワット・パー・ナーナーチャート(国際森林僧院)で1986年サーマネーラ(沙弥)出家、
翌年具足戒を受けて比丘出家する。
タイのアチャン・チャー師系列の寺院で修行後、
2001年からイギリスのアマラーウァティー僧院に移り、
自身の修行と後輩僧侶の指導のかたわら、
欧州各国や日本に招かれ一般に向けての法話会や瞑想会でも指導されている。
仏教総合誌 「サンガジャパン20号」にロングインタビュー掲載
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