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コマメディア 〜史上最弱の仏弟子コマメ〜

仏教瞑想実践者のライター・森竹ひろこ(コマメ)が、仏教&瞑想関連の話題を広く紹介。なにかがきっかけで、仏教とご縁がつながると嬉しいです。……最弱なのでおてやわらかに!

【報告】プラムヴィレッジの「キッズプログラム」が日本で始動しました。子どもだってマインドフルネス!

報告・レポート プラムヴィレッジ/ティク・ナット・ハン マインドフルネス

 

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歩く瞑想は、子どもたちが先導しました。

 

 10月4日(日)、ゆとり家さんで、日本のサンガ*1による初の「キッズプログラム」が行われました。キッズプログラムは現代を代表する禅僧ティク・ナット・ハン師の僧院、プラムヴィレッジ発の子ども向けプログラム。大人が取り組んでいるプラクティスの精神をそのままに、子どもも楽しみながらできるようにアレンジしたものです。

 

アン・フーンさんとサンガのメンバーにご挨拶

 この日は恒例の「アン・フーンさん*2のスカイプ法話」からスタートしました。画面の前に座る子どもたちに、アン・フーンさんは「好きな食べ物を教えてくれるかな?」と温かな笑顔で話しかけます。

  子どもたちの答えは「みかん」、「リンゴ」……なかには自分で描いたブドウの絵を見せながら答えた子もいました。アン・フーンさんは一人一人に「私もミカン、好きですよ」、「私の住むワシントンは美味しいリンゴがいっぱい採れます。いつか遊びにきてね」と、優しく言葉をかけられました。

 その後、子どもたちはスカイプでつながる全国のサンガのメンバーに挨拶をして、お外にGO!

 

 

自然豊かな里山での活動

 参加した子どもたちは、3歳が2人、5歳が2人、6歳が1人、小学2年生のお姉さんが1人の合計6人。自然豊かな里山で、歌う瞑想や、歩く瞑想、森の瞑想などを行いました。

「森の瞑想」の前半は、葉っぱや木の実など自分にとっての宝物探し。みんなでワイワイと楽しくできました。後半のインタービーイング(縁起。全てのものがつながっている、相互存在の教え)のお話は、ファシリテーターのみほさんが、小さい子どもにも理解できるように、みんなの集めた宝物の来所をたどりながら、ていねいに言葉を紡いでくれました。

 手遊び歌では私も「Apple(仮題)」のリードをしたのですが、ちょっと複雑なやり方を取り入れてしまい、小さな子どもたちには難しかったよう。反省です。

 それでも秋晴れ空の下、歌を歌い、手をつないで歩き、自分たちで拾った柿を食べて……子どもたちは最後まで元気に一日をすごすことができました。

 

終了後

 終了後、スタッフとのシェアでは、キッズプログラムは6歳以上が対象のため、それより下の年代が多い時は工夫が必要だね、という話がありました。

 思いやりの心をもって、 “今ここ”をみんなで楽しくすごす。互いの心の中のよき種に、水をあげ合う……それが、プラムヴィレッジのキッズプログラムの要でしょうか。 これは個人的な意見ですが、そこができていれば内容はある程度、臨機応変であってもいいのかなと思えました。

 そして、なにより大事なのは、サンガのマインドフルなエネルギー。フランスのプラムヴィレッジのキッズプログラムに参加して感動したのは、モナスティクだけでなく、在家のサポートする人たちも本当にマインドフルネスだったこと。英語があまりできない私でしたが、彼女たちの心根の優しさ、寛容さに助けられてリラックスして活動ができました。きっと、そこでイキイキと活動していた子どもたちも、同じ思いだったのでしょう。大人がマインドフルネスなら、そこにマンドフルなエネルギーが流れているなら、子どもは安心して素の自分で居ることができます。
 一般の子ども向けプログラムと、プラムヴィレッジのキッズプログラムの決定的な違いはここでしょうか。そのためにも関わる大人は、日々のプラクティスが大切ですね。(自戒もこめて)

 

      *     *     *     *     *

 

  時に静けさを破る子どもたちの存在を、快く受け入れてくれた参加者の方々に深くお礼を伝えます。
 また、体調が万全でないなか、大人と子ども両方のプログラムを総括的にリードされた島田さん、お母さんの視点から現実的なサポートをして下さった舞さん、本当にありがとうございました。
 そして、何と言っても今回の立役者は、キッズプログラム全体を通してファシリテーターをしてくれたみほさん!手探りの初めての開催でありながら、常に穏やかさを保ち、言動の一つ一つにも心を配ってくれました。そのおかげで、子どもも大人もノビノビと楽しくすごすことができました。

 

ゆとり家サンガの代表・島田啓介さんも、この日のことをブログで紹介されています

   →「子どもプログラムの始まり」 

*1:サンガとは一般には僧侶の集団をさしますが、ここではプラムヴィレッジの教えを学び、プラクティスをともに行うグループをいいます。在家、出家は問いません。

*2:ティク・ナット・ハンの姪にして、正式なダルマ・ティーチャー(法話師)の認定を受けた、最初の弟子の一人。在家ながら僧侶からの信頼もあつい、日本のサンガのメンター的な存在です。

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