2月12日(水)のほびっと村瞑想会は、吉村均先生を案内人にお招きして「心にゆとりを作る仏教の瞑想」を開催します。
先生は第一線で活躍される仏教研究者であるとともに、チベット密教も網羅した仏教全般の教えを一般の人に向けてわかりやすくお話されることにも定評があります。
また、チベット仏教の諸師から顕教を学び実践される修行者でもあります。
私も一昨年から、先生の『チベット入門講座』に通っていますが、先生の仏教に対する真摯な言動にはいつも姿勢が正されるとともに、親しみやすいお人柄に和まされています。
そんな稀有な存在の吉村先生が、ほびっと村瞑想会で案内人をしてくださることになりました。
吉村先生は見田宗介(筆名・真木悠介)先生のゼミに出ていた学生時代、真に必要な本を探すためにほびっと村のナワ・プラサード書店に通っていたそうです。インターネット書店がなかった時代、こだわりと見識のある品揃えのナワ・プラサードのような書店は、貴重な存在でした。
また、18年にほびっと村学校で開催されたチベット仏教僧・ニチャン・リンポチェと禅僧・藤田一照師の対談では、舵取り役を担当されました。詳細→【報告】「チベット仏教と日本仏教の出会い」
様々な縁がつながって、今回の瞑想会が実現しました。平日の夕方ですが、お時間の都合のつく方は、ぜひご参加ください。
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予約は不要です。直接会場におこしください
【心のゆとりを作る仏教の瞑想】 ※内容は予定
仏教の実践は心に取り組むもので、だれもが同じやり方をすれば同じ結果が得られる、というものではありません。
仏教の実践は、「人身得がたし、今すでに得く」、自分がこうやって人間に生まれたことは例外的な幸運だ、ということに気づくことからはじまります。
さまざまな教えや瞑想法は、この実感を前提とし、それを深め、広げていくためのものです。
現代社会では、さまざまな理由で、この実感を得ることがむつかしく、まず傷ついた自分を癒すことからはじめる必要があります。
伝統的な仏教の考えについてかんたんに説明したうえで、
チベットの伝統的な修行法をベースに、現代人に合わせて誰でもできる形で西洋社会で紹介されているものを実践し、日常生活への生かし方も紹介します。
仕事や人間関係などでつらくなったときに、心にゆとりをつくる実践法です。
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〈ほびっと村瞑想会〉は、初心者でも安心して参加できる気楽な瞑想会です。何よりもまず休み、ほぐれることを大切にしています。無理せずに自分のペースで参加していただけます。
《内容》
*仏教の基本的な考え方についての簡単な説明
*坐り方の説明
*瞑想の実践(10分~15分程度)
(休憩)
*瞑想法の背景についての簡単な説明
*瞑想の実践(10分~15分程度)
*日常生活への生かし方
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【参加費】 1000円+αのカンパ
(1000円が場所代です。会の運営や経費に+α必要です。ご協力いただけるとありがたいです)
【場所】西荻窪ほびっと村学校 http://www.nabra.co.jp/hobbit/hobbit_mura.htm
【日時】 2020年2月12日(水) 午後4時~6時
【今回の案内人】
吉村均さん
*約20年、チベットの諸師から伝統的なやり方で仏教を学んでいます。最近は、五反田のチベット文化研究所、都内のヨガ教室や関西で、仏教と瞑想の講座をおこなっています。著書『チベット仏教入門 自分を愛することから始める心の訓練』ちくま新書、『空海に学ぶ仏教入門』ほか。公益財団法人中村元東方研究所専任研究員