コマメディア 〜史上最弱の仏弟子コマメ〜

おもに雑誌、書籍で活動する紙系ライター森竹ひろこ(コマメ)が、仏教&瞑想関連の話題を広く紹介。なにかがきっかけで、仏教とご縁がつながると嬉しいです。……最弱なのでおてやわらかに!

【シェア】名古屋市、徳林寺開催「プラムヴィレッジの僧侶から学ぶ、“今ここを生きる奇跡”」に参加しました

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2018年4月17日(火)、名古屋市の徳林寺で開催された「プラムヴィレッジの僧侶から学ぶ、“今ここを生きる奇跡”」に参加しました。

4月後半から始まる「ティク・ナット・ハン プラムヴィレッジ僧侶団 マインドフルネス来日ツアー2018」のプレイベントとして、4月中旬から4人のシスター&ブラザー(僧侶)が日本各地へ赴いてマインドフルネスを伝えています。これは、その一環として開催された講演&ワークショップです。

 

当日は、あいにく強い雨が降っていましたが、本堂は人であふれていました。平日の昼間の開催のため、他のプラムヴィレッジ(PV)関連のイベントに比べて、参加者は女性の割合が多いように感じました。

そして、スタッフも女性が中心。きめこまやかな対応や、あたたかな笑顔にホッと心がゆるみました。

名古屋はアウェイな私ですが、マインドフルネスの践者のPVサンガの人達がつくりだす場にいると、ホームに帰ってきたような安心感が得られます。

 

まずは、日本人のシスター・チャイ・ニェムのリードで、寝転んで深くくつろぐ瞑想(ボディースキャン)でリラックス。深く穏やかは歌声は、極上の子守唄?あちこちで、気持ち良さそうな寝息が聞こえました。

その後は、インドネシア出身のブラザー・ファップ・トゥの指導によるマインドフルネス体操。今ここの感覚に気づきながら体を動かし、心身を目覚めさせました。

 

 

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シスター・ラン・ニェム(左)と、通訳のシスター・チャイ・ニェム

 

これからは、トークタイム。まずは、徳林寺の高岡住職の挨拶です。祝辞とともに、マインドフルネスは八正道(仏教修行を完成させるための、八つの実践要素)の一つだということを強調されていたのが印象に残りました。

ここは、マインドフルネスの深遠を習得する方々が、みなさん指摘されている大事なところ。その後のダンマ・トーク法話)でも、詳しく取り上げられました。

 

今回のダンマ・トークは、ベトナム系アメリカ人のシスター・ラン・ニェムが担当。プラムヴィレッジ関連のイベントに初参加の人が多いため、マインドフルネスを基本的なところからお話くださいました。

 

メモした要点を、いくつかシェアします。(聞き違いや、思い違いなどあるかもしれません。一人の要約メモとして参照ください)

 

 

マインドフルネスには2つの性質があります。

  • ストップすること(止)
  • 深くみること(観)

この2つは鳥の両翼のようです。どちらかが欠けても飛ぶことができません。

 

私たちは日常生活のなかで、何かに追われているように走ります。

ご先祖様たちは、食べ物や住処を探したり、何かから追われ、身を守るために走ってきました。

でも、今は安全です。立ち止まることができます。もう走ることははやめて、今ここにいる自分に立ちかえるのです。

 

そのための一番いい方法は、自分の呼吸にかえることです。

今、この自分自身にかえってくれば、普段気づいていないたくさんのことに、気づけるようになってきます。

 

桜の花を深く見つめると、この花は花でないものからできているのがわかります。大地、太陽、雨……たくさんのものが含まれています。

宇宙全体が桜の花の中にあるのです。同時に空っぽです。他のいろんな条件がなければ、桜は単独では存在できません。

 

今ここに生きるために、たくさんの条件が必要です。ですから生きていることが、すでに奇跡なのです。

 

あなたの目の前にいる人も、その人でないものからできています。私たちは、身近な人を知り尽くしていると思っていると、会話をすることもなくなってしまいます。

でも、マインドフルネスの実践をすれば、自分の前の人は宇宙のあらゆるものでできていて、自分はほんの一部しか知らないことに気づきます。マインドフルネスを実践することで、周りの人への接し方が違ってきます。

 

現代は、多くの人がマインドフルネスをツールとして教えています。でも、マインドフルネスはツールでなく、八正道の一つです。

 

八正道 

正見—正しい理解、 正知(正思惟)—正しい考え方、 正語—正しい話し方、 正業—正しい行い、 正命—正しい生き方(生活の糧)、 正精進—正しい修行(実践)の仕方、 正念—正しい気づき(マインドフルネス)、 正定

 

八正道から取り出したマインドフルネスは、本当のマインドフルネスではありません。「正見」つまり、正しい理解がなければいけません。

それは、私は全てのものと関係しているという正しい理解です。もし、あなたが、「この人は私と関係ないんだ」と思うなら、それは正しい理解ではありません。

 

マインドフルネスはツールではなく、道の一つです。

 

  

その後、4人の僧侶が前に出て質疑応答。ここでは、フランス・プラムヴィレッジ院長のブラザー・ファップ・フーが中心に回答されました。

圧倒的なプレゼンスで、お話やリードをされたシスターとブラザー方は、マインドフルネスを実践することでの恵みや豊かさを、存在で示されていました。

 外は強い雨が降っていましたが、本堂の中は穏やかな空気に満たされ、マインドフルネスのエネルギーに守られていたようです。

名古屋でプラムヴィレッジ僧侶方を招いたイベントは初めの開催になるそうですが、これを機に、さらにマインドフルネスの輪が広がるといいですね。

 

初めて大きなイベントを開催されたプラムヴィレッジの名古屋サンガのみなさん、素晴らしい場をつくってくださり、ありがとうございました。

 

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(おまけ)

終了後、夕食会がありましたが、会場のキャパを越える多くの人が参加を希望されました。私は、ツアー中にまた僧侶方とお会いできるので、準備を少しだけお手伝いをして、ネパールカレーを作る美味しそうな匂いに見送られつつ、おいとましました。

 

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 ご飯は、高岡住職みずからが薪で炊いてくださいました

 

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ネパールから徳林寺に修行に来られている僧侶が、ネパールカレーを担当。大量の煮豆を鍋に移すところです。