明日のアチャン・ニャーナラトー師のリトリートの準備を進めています。
今回は、リピータさんのなかで希望される方には、ワーキングメディテーション(お仕事瞑想)をお願いしようと思います。
英国アマラワァティ僧院のリトリートセンターで行われた、ニャーナラトー師がご指導されたリトリートに参加したときも、毎日、掃除や、調理、皿洗いなどを行う、ワーキングメディテーションの時間がありました。
一般的なテーラワーダ系の瞑想リトリート(合宿)は、沈黙を守り、座る瞑想や、歩く瞑想にひたすら励むイメージがありますね。でも、アチャン・チャーは日常の作務も大切にされていただけに、系列のアマラワァティ僧院でもプラクティスのひとつに位置付けられていました。
私の経験ですが、瞑想実践で得た気づきと集中を保って作業をすることで、日常生活を気づきをもって(マインドフルに)過ごす感覚やコツをつかむことができました。
また、普段は気づかなかったり、無視していた思いぐせや、感情の動きにも気づき、洞察を深める機会にもなりました。
瞑想と日常を別のものにしない、日常を瞑想的(マインドフル)に生きる、そのためのプラクティスとして、ワーキングメディテーションはとても有効だと思います。