コマメディア 〜史上最弱の仏弟子コマメ〜

仏教瞑想実践者のライター・森竹ひろこ(コマメ)が、仏教&瞑想関連の話題を広く紹介。なにかがきっかけで、仏教とご縁がつながると嬉しいです。……最弱なのでおてやわらかに!

【お知らせ】チベット仏教を圧倒的な情報量で紹介!「サンガジャパンVol.24 チベット仏教特集」が発売されました。

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チベット仏教を特集したサンガジャパンVol.24(サンガ)が発売されました。今号は、なんと766ページにわたる大ボリューム!過去最高が前号の346ページなので倍以上です。2014年の後半からじっくりと時間をかけて制作されましたが、これも定期刊行誌としては異例のことです。

 内容は宗教学者の永沢哲先生の監修のもと、チベット仏教の概要から哲学、修行の体系、さらに文学、映画、文字の読み方、そして現在日本で活動するチベット仏教のサンガ(勉強や修行のグループ)の紹介にいたるまで、多岐にわたります。

 

私は、永沢哲先生と藤田一照師(曹洞宗国際センター所長)による巻頭対談の構成や、第八章のサンガ紹介の取材を担当しました。

対談は、監修の永沢先生に、藤田師が豊富な経験と知識をもとに質問を投げかけ、読者をナビゲート。お二人の知的好奇心あふれるやりとりに、チベット仏教に馴染みのなかった人も自然に興味がわいてきます。

サンガ紹介は、好評だった別冊サンガジャパン 1 実践! 仏教瞑想ガイドブックの瞑想道場紹介のチベット仏教版。たくさんのチベット仏教の関係者にご協力いただき、読み応えのある内容になりました。

 

執筆陣(五十音順 敬称略)

井内真帆、石濱裕美子、上田晶子、長田幸康、熊谷誠慈、クンガ・テンパ、小西賢吾、佐藤剛裕、デュプイ 操(田上操)、齋藤保高、辻村優英、永沢哲、箱寺孝彦、福田洋一、星泉、マルク=ヘンリ・デロッシュ、三浦順子、三宅伸一郎、森竹ひろこ(コマメ)、安田章紀、吉村均、藤本晃(連載)

 

■第八章で紹介したサンガ、団体

ゾクチェン・コミュニティ・ジャパン(ムンセルリン)、チベット仏教普及協会ポタラ・カレッジ)、マンガラ・シュリ・ブティ・ジャパン、東京ゾクチェンセンター、ちいさな瞑想教室、シッダールタズ・インテント・ジャパン、チベット文化研究会ダライ・ラマ法王日本代表部事務所

 

以下、サンガニュースレターからのコピーです。

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『サンガジャパン Vol.24』 特集「チベット仏教

 監修:永沢哲

発売日:2016年8月28日

定価:本体2800円+税

ISBN: 9784865640625  C0015

 

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■目次

序 永沢哲

第1章 総論 対談

チベット仏教への誘いとして、

アメリカの事情に精通した藤田一照老師と永沢哲氏にご対談いただいた。

さらに転生化身であるニチャン・リンポチェのお話しからは、

チベットの近現代の歴史と文化が香り立つだろう。

理解を深めるための基礎的な用語解説と地図を参照されたい」(本書扉抜粋、以下同)

 

第2章 哲学 修行

「インドで成熟した仏教哲学は、修行の体系が生み出す心と現象への洞察と不可分であり、

その理解への方法は密教として師子相承の伝統を生んだ。

そしてチベットにわたり、さらに深い身体性の伝統と結んで、

豊かな修行体系を生み出した。

チベット仏教の哲学と修行の基本を紹介する」

 

第3章 芸術 文化

チベットには、仏教を抜きにしては語れない豊かな文化がある。

チベットの人々の心の琴線に触れる伝統の物語、

土着の神々と仏教の守護尊が織りなす神話は、その精神性の深さを伝える。

そればかりではない。同時代の新しい息吹が、今まさに胎動している。

古の伝統と、清新で繊細な感性が織りなすチベット文化の現在の魅力を紹介する。

また本特集で頻出するチベット文字のローマ字転写方式(ワイリー方式)を解説」

 

第4章 歴史 自然 現代世界

チベットの歴史は、ダライ・ラマ14世がインドへと亡命した

1959年を境に大きく分かれるだろう。

しかし本書ではその政治的な意味を問題とするのではなく、

仏教文化にとって、そして世界への精神的な影響において、

いかなる意味を持つのかに焦点を当てた。

その地理的条件が生み出す精神と現代世界の関係を考察する」

 

第5章 ブータン

チベットの隣国ブータンは、チベット仏教文化圏としての歴史を持つ。

その歴史と精神から生まれた国民総幸福(GNH)という概念を現代世界に提起して、

幸福へのオルタナティブを先導している。

仏教の価値観に根差したブータンの幸福観とはいかなるものか。

世界のドラスティックな転換の可能性を探る」

 

第6章 宗教 宗派

チベット仏教の伝統は、いくつかに分かれた派によって受け継がれてきた。

歴史的な順でいうと、ニンマ派カギュ派サキャ派カダム派ゲルク派があり、

土着のものとしてボン教がある。

僧侶たちは宗派をまたいで修学し、修行することが一般的であるという。

チベットの各派を概説するとともに、近代に起きた超宗派運動(リメ)を紹介する」

 

第7章 人物 ラマ

「19世紀以降に活躍する、近現代を代表するラマ26人を、各派ごとに紹介する。

その人となりと教えの概要を解説し、基本データ欄ではさらに詳細な情報やコミュニティに

アクセスするための手がかりを記載している」

 

第8章 サンガ

「現在日本で活動するチベット仏教のサンガを紹介する。

今回ここに紹介するサンガは、現在精力的に活動している団体である。

ラマの教えを受けた在家の有志たちによって運営されている。

チベット仏教密教を含むゆえ、灌頂や伝授を受けないと参加できない活動もあるが、

基本の部分ではどこのサンガも、だれでも参加可能だ。」

 

  • 連載

連載第8回「日本仏教仏教なのか?」藤本晃

 

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 編集部より

本書は、宗教学者の永澤哲先生の監修のもと、チベット仏教を一から知りなおし、

今現在の様子をできるだけ具体的に読者に伝えることを意図して制作をいたしました。

なぜ今回、チベット仏教を特集したか。日本においてはこの数十年で、

スリランカ初期仏教アルボムッレ・スマナサーラ長老の登場を契機として、

テーラワーダ仏教に注目が集まり、

伝統的な日本仏教を越えて仏教に対する視野が広がったのではないかと思います。

さらに最近では、ジョブズの禅や、医療・ビジネス分野におけるマインドフルネスに代表されるように、

欧米での仏教の広がりと影響を知りつつあります。

日本の古い伝統というイメージだった仏教は、同時代の新鮮な精神の潮流として

捉えられているといってよいと思います。

武蔵野大学のケネス・タナカ教授は『目覚める宗教』(サンガ新書)のなかで、

アメリカの仏教への入り口を瞑想を中心に見たときの系統を

テーラワーダ、禅、チベットの三つ分類しています。

ダライ・ラマ14世の活躍はもちろん、チョギャム・トゥルンパなどを通して

欧米に渡ったチベット仏教は、今現在の精神潮流に深く大きな影響を与えています。

テーラワーダ仏教を知り、禅に親しんでいる私たちは、

チベット仏教について何を知っているのか」改めて問うべき時期ではないのでしょうか。

一時のブームから時を経て、今改めてチベット仏教の現在を、本書は概観します。

 

哲学から文学、修行の体系、文字の読み方、

そして現在日本で活動するチベット仏教のサンガ(勉強や修行のグループ)

の紹介にいたるまで、多岐にわたる内容を一冊にまとめました。

通常のサンガジャパンに比して大部となりましたが、密度の濃い特集です。(編集部)

 

サンガジャパンVol.24

サンガジャパンVol.24

 

 

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