仏教や瞑想関連の友人・知人には、精進料理を食生活に取り入れている人や、ベジタリアンも多いです。
かくいう私も、わりと菜食よりの食生活をしています。これは肉や魚を食べないように意識しているわけではなく、心身に聞いて食べるものをチョイスしていたら、自然と菜食中心となっていたというのが実情。ですから、鶏肉や魚を必要としているのを感じたら、ありがたくいただきます。(さらに、たとえ心身は望んでいなくても、煩悩のままお酒を飲むこともあります…… )
そんな私が以前から気になっていたのが、川崎市北部にある柿生環境センターで毎年、春、秋に開催される「ベジ&フォーク」。「動物性食品、乳製品、白砂糖、食品添加物をつかわない」をコンセプトにした、オーガニック系の野外マルシェ(マーケット)です。昨日、ちょうど時間がとれて初めて行ってみました。菜食仲間とのシェアをかねて、写真レポートをします。(微妙に仏教ネタあり)
会場の様子
会場はベジ&フォークストリートと、ピクニックエリアに分かれます。上の写真は、緑の並木が気持ちよいベジ&フォークストリート。今回の出店はランチ、野菜販売、パン、お菓子、クラフト雑貨、リラクゼーション、音楽などなど、総勢120店舗にもなりました。
こちらは、遊歩道沿いにお店が点在するピクニックエリア。右手前の段ボールのオブジェは「こどものおうち」です。(後述します)。
黒板に書かれた案内図、手作り感がステキ。書いたものを消すことができるので、次回以降も利用できます。ここからして、エコですね。
木陰でランチ。会場が広いので、参加者どうし適度な間隔をたもってノビノビ過ごすことができます。
菜食弁当
今回の目的の一つは、配達してくれる菜食弁当の開拓。
私もそうですが、瞑想会やボディーワークのWSで菜食の弁当を出す場合、都内だと「みどりえ」か「升本」という選択になりがちです。どちらも、とても美味しいのですが、毎回となるともう少し変化が欲しいところ。
以下の2店も、都内に弁当の配達が可能だそうです(地域や金額など規定があるようなので、具体的には各店に問い合わせてください)。
・やさいのおすしや
見た目の美しい、やさいのおすし弁当。
撮影後、昼食にお弁当を買いに行ったら、すでに完売。そこで、左の大豆ミートの唐揚げを買いました。旨味のある出汁が中までしっかり染みて、とても美味。今まで食べた大豆ミートの唐揚げのなかでも、お気に入りのひとつです。
・愛菜食堂がじゅま〜る
おしゃれで、ヘルシーなオーガニック弁当を宅配する、がじゅ〜まるさん。光線の関係で写真がわかりにくくて、すいません。
寺バーガー
やさいのお寿司のお弁当が売り切れで、ランチを求めてさまよっていたら、インパクトある看板に遭遇!
寺バーガー、ですか!
太陽を表すような円には「不殺生」の文字が。これは、 気になります。
寺バーガーは、動物性食品を一切使用しないビーガンハンバーガー。だから、仏教の五戒の筆頭である「不殺生」(生き物を殺さない)なのですね。
キッチンカーは、看板とはうって変わって女子好みのナチュラルカワイイ系。 パテを焼く、おいしそうな匂いも漂ってきます。
(スローコーヒーがなにかは、未確認。このお店では販売していませんでした)
さっそく注文すると……
でかっ!
写真ではわかりにくいですが、ファーストフードのハンバーガーの2.5倍はありそう。小食の私は、途中で食べ疲れるほどのボリュームでした。
芋類とマメをメインにしたパテは、ホコホコとした食感。マメの風味がほどよくあり、フレッシュ野菜とも好相性。トマト(ピューレ?)に豆乳でコクを出したソースは、ちょっとサウズアイランド・ドレッシングっぽいです。
・キッズ・ウオッチング
段ボールでできた、「こどものおうち」。クレヨンが用意され、好きに絵を描くことができます。これ、プラムヴィレッジのキッズプログラムにも応用できないかな?
手作りの案内板の向こうで、ザリガニ釣りをする子どもたち。
こんな気配りも!
授乳やオムツ替え用の、テントも設置されていました。
「ベジ&フォーク」は都会の人気マルシェのように混雑しないので、じっくりと物色でき、またお店の人とも落ち着いてお話ができました。なにより、ピクニック気分で参加できるのがいいですね。今回は一人でしたが、次はマインドフルネス・ピクニックも兼ねて出かけるのもいいかもしれません。
公園内の緑地で歩く瞑想をして、菜食弁当で食べる瞑想。その場で寝転んでディープ・リラクセーション(横たわる瞑想)、最後はマクロビのお菓子を食べながらダルマ・シェアリングとか、フルコースでできますね。