コマメディア 〜史上最弱の仏弟子コマメ〜

雑誌、書籍で活動するライター森竹ひろこ(コマメ)が、仏教、瞑想、マインドフルネス関連の話題を紹介。……最弱なのでおてやわらかに!

【お知らせ】欧州で活躍される日本人比丘、アチャン・ニャーナラトー師の「法話と瞑想の会」を開催します。

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このたび、多くのご縁に恵まれて、欧州のテーラワーダ僧院の中心である英国アマラワティ僧院で副僧院長を務められるアチャン・ニャーナラトー師をお招きして、「法話と瞑想の会」を開催することになりました。

 

ニャーナラトー師は日本人で、現在一時ご帰国中です。

師は京都大学医学部をご卒業。国家試験に合格するも医師の道を選ばず、20世紀を代表する大長老の一人、アチャン・チャー師が設立されたタイのナナチャット森林僧院(国際森林僧院)で、1987年に比丘出家されました。その後、タイでの修行生活をへて、2001年にアチャン・チャー師系列の英国アマラワティ僧院に招かれて活動の場とされています。

 

現在は自身の修行や後進比丘のサポートとともに、西洋社会を生きる人たちに向けて法話や瞑想指導をされています。師の話される言葉はシンプルですが、奥深くかつ理論的。現代社会を生きる私たちにもクリアに届くように、「ブッダの教え」を説いてくださいます。

 

 比丘出家から現在まで228ヶ条の戒律を守られ、長年の修行と指導の経験を持つ正統のテーラワーダ比丘から、日本語で正真のダンマ(仏法)をお聞きし、瞑想指導を受けられるまたとないチャンスです。また、質疑応答の時間も設けましたので、仏法や瞑想から日常生活まで、日頃疑問に思われていることもお聞きできます。

 

「日本人比丘である師のお話を聞ける場を、日本でもつくりたい」、「欧州でも定評のある師の瞑想指導を、日本でも受けたい」、「戒律を守る、本当の比丘の生き様に触れたい」……そんな多くの人の願いのもと、日本で初めてニャーナラトー師の会を開催できることになりました。

よろしければ、この機会にご参加ください。

 

※上の写真はアマラワティ僧院近くの森だそうです。青に輝く花のカーペットはブルーベル。木漏れ日の陰影を作っているのはブナ。イギリスの田園地帯の森にテーラワーダの黄衣が、意外なほどに馴染んでいます。知的でお優しいニャーナラトー師の心象風景を見るようです。

 

日時 

2016年3月12日(土)  13時00分〜16時30分(12時45分開場予定)

 

場所 

昇龍館ビル2階 東京都千代田区神田小川町3−28-7  

 JRお茶の水駅 徒歩6分、地下鉄 神保町駅 徒歩10分

 ※会場は出版社の(株)サンガのオフィスがある、通称「サンガビル」です

 

内容 

法話、瞑想指導・実践、質疑応答(適時、休憩が入ります)

 

参加費 

3000円(または、それ以上の御志)

会は有志のボランティアで運営します。いただいた参加費は、ニャーナラトー師の東京までの交通費、宿泊費、会場使用料などの必要経費を支払い後、支援者を通じて全額をお布施いたします。

また、参加費の支払いが困難な方はお問い合わせください。経済的な理由で学べないことがないように、対応いたします。

 

→  事前の申込みは必要ありません。当日、会場におこしください。 

 

 

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 プロフィール

 

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「サンガジャパン20号」インタビュー中に撮影

アチャン・ニャーナラトー師 本名:中尾茂人(なかお・しげひと)

1958年、奈良県生まれ。

京都大学医学部卒業。医師の国家試験に合格後、精神的な探求のためアジアを旅し、タイのナナチャット森林僧院で1986年サーマネーラ(沙弥)出家、翌年具足戒を受けて比丘出家する。タイのアチャン・チャー系列の寺院で修行後、2001年からはイギリスのアマラワティ僧院に移り、現在は同僧院の副僧院長を務める。

 「サンガジャパン20号」にロングインタビュー掲載